忍者ブログ
「幸せという字から一本抜いただけで辛いになるのよー」 byパンドラ(ハーメルンのバイオリン弾き)より

核戦争が起きても核の冬は到来しない

核戦争で地球が滅びることを心配をするより、自分たちの日常の対策として放射線の性質を知ることも大事……だとシカゴ市が発表した「核爆発対処マニュアル」を読んで思いましたので
核攻撃を受けた際の対処法


> 【 セブン-テン・ルール(“seven-ten” rule) 】

> 核爆発の後、放射線の量は7時間ごとに 10倍ずつ減少する。

> たとえば 500ラドのレベルは7時間で 50ラドまで下がり、
> そして2日後(49時間後)には 100分の 1の 5ラドまで減少する。

> 良いシェルターを持っているのなら、
> そこで7時間じっとしていれば生き残る可能性が高くなる。


> 【 核爆発が発生した場合にその近くにいた時 】

> ● 目を傷つけないように目を伏せて閉じてください。
> ● 顔を下向きにして地面に伏せ、体の下に手を置いて下さい。
> ● 熱と2つの衝撃波が通過するまでその姿勢のままにして下さい。

> 【 爆発の時に屋外にいた場合 】

> ● スカーフ、ハンカチ、その他の布など口と鼻を覆うものを見つけ、覆います。
> ● 換気された場所で衣服をブラッシングし、衣類のほこりを取り除きます。
> 重要なのは、これをしている間、口と鼻を必ず覆うことです。
> ● 避難所、地下室、または他の地下に移動してください。
> 好ましくは、風が吹いている方向から離れること。
> ● 衣類は汚染されている可能性があるため、脱いでください。
> 可能であれば、避難所に入る前にシャワーを浴び、
> 髪を洗い、衣服を交換してください。

> 【 すでに避難所または地下などにいる場合 】

> ● 爆発による煙が通過したことがわかるまで、
> 口と鼻をスカーフやハンカチなどで覆います。
> ● 換気システムを遮断し、ドアや窓を密閉します。
> 煙が通過した後、ドアや窓を開けて空気が循環できるようにします。
> ● 当局が安全だと言うまで避難所や地下内部に留まってください。
> ● 情報とアドバイスについては、地元のラジオやテレビから得てください。
> 当局は、避難所に滞在するか、より安全な場所に避難するようかを指示する場合があります。
> ● 外出する必要がある場合は、湿ったタオルで口と鼻を覆います。
> ● 貯蔵された食べ物と飲料水を使用すること
> 水道水は飲まないでください。
> ● 傷がある場合、その傷口をきれいに洗ってください。

> 【 避難勧告を受けている場合 】

> ● テレビやラジオ、インターネットで、避難する時間、使用する経路、
> 一時的な避難所、従う手順について公式のニュースと指示を確認してください。
> ● 退室する前に、窓やドアを閉じてロックし、空調、通気孔、ファンを止めてください。
> ● 避難する時は小さな旅行バッグ(Go Bag)を持って下さい。


> 【 屋内の臨時のシェルター化 】

> 1. 適当な場所に、大きくて頑丈な作業台かテーブルを置く。
> テーブルがない場合、箱や家具の上にドアなどを置いてテーブル状のものを作る。

> 2. テーブルの上と横にできる限りの遮断物を積む。
> それは、家具、キャビネット、電気機器、本などが詰まった箱、
> 埃や砂を詰めた枕、食べ物の詰まった段ボール、
> 水、コンクリート、ブロックなど。
> これを回りを取り囲むように置いていく。

> 3. 作業がある程度終了したら、
> そこにいる全員がただちにテーブルの下に入り、内部から密閉する。

> 4. 中から空気を入れるための 10センチ程度の小さな空気穴を2つ残すか、 ない場合は開ける。
> 穴は両サイドに、ひとつは高い位置に開け、
> もうひとつは低い位置に開けることによって、空気の流れが良くなる。

> 5. この簡易シェルターには、放射線発見装置とラジオ、
> 携帯電話、数日分から数週間分の水と食料、
> そして薬や公衆衛生用品を入れること。



理由は、「攻撃する相手の土地が長く有害化される武器は戦争に不向き」だからです。
戦っている相手の土地に自軍を派遣できなくするような武器は、
戦争において最も意味のないものです。

なので、映画や小説で描かれる、
こういう「核の影響が長く続く」というものは幻想に近い概念で、
現実に起き得る核攻撃や核戦争は
そういうものではないということを
知っておたいほうがいいようにも思います。
(In Deep より引用)

PR